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海森モリTV 第9話:アマモ場に大きな変化

海創造プロジェクト


日本が大好きで、日本語が堪能なイケメン外国人グループ「ASE BOUND」が、江の島の海に森をもどすために汗をかく番組「海森モリTV」の第9話です。

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本文

「本日は2019年5月20日、2代目アマモの観察に江ノ島にやってきました。」

「その前に何かおいしそうな匂いがするので、こちら『海産物 丸だい』にやってきました!」

「なんか海のおいしそうな匂いがする! ここから匂って。おいしそうな匂いがする、どこだ?」

「これこれ、丸だいの伝説のイカの塩辛発見!」

「すいません、この伝説の塩辛、食べさせてもらってもいいですか?」

「はいどうぞ、召し上がってみてください」

「ありがとうございます」

「このイカの塩辛は、めちゃめちゃ美味しいって、みんなから聞いてるんですけど、どんな感じで作られてるんですか?」

「これは完全に手作りですので、約1週間かけて作って、毎週木曜日に店頭に並ぶように販売しています」

「すぐ無くなっちゃうと聞いてますが」

「そうですね、大体3日から4日くらいで完売することが多いですね」

「やっぱりこのイカも、海底に森ができないと、卵を産めませんよね?」

「そうですね、やっぱりキレイな海がないと、イカも育たないので」

「海をキレイにしないと、これも食べられなくなると」

「そうですね」

「じゃあ、これをいただきますして、よろしいでしょうか?」

「はい、どうぞ。召し上がってください」

「やりました! ここにご飯を持ってきましたよ。マイご飯持ってきちゃいましたよ」

「いい匂い! 強すぎず、まろやかな感じで」

「行きますよ! on the Rice!」

「江ノ島丸だいの伝説のイカの塩辛を、いただきまーてぃん」

「ハンバーグ! あ、間違えました。おいしい、本当においしいこれ」

「イカの塩辛ってキツイ感じがするときもあるんですけど、優しくて、海の香りもして、イカの歯ごたえもあって、とっても美味しいです!」

「このイカの塩辛も、海がキレイじゃないと食べられません」

「やばい、2代目アマモを見る時間だ」

「ごちそうさまでした」



「さあ、今日はですね、いよいよ西浦と、えのすぱに植えたアマモを見てきていただくわけですけれども、ちょっと復習をしたいと思います。」

「今こちら、えのすぱなんですけれども、4月14日に14ポット植えましたよね。で、4月24日に、その14ポットがちゃんと根付いているかどうか、見てきていただいたら?」

「根付いてました」

「はい、その4月の24日に、波浪対策1号、穴が開いている枠と、波浪対策2号、穴が開いてないもの。それぞれに10ポットずつ植えたので、何もしてないやつが14ポット、波浪対策、穴が開いている1号の方にも10ポット、開いてない波浪対策の方に10ポット、合計34ポットを今日、ダイビングショップNANAの輝ちゃんに、見てきていただきたいと思います。どうでしょう?」

「たぶん、あると信じて見てきたいと思います」

「4月24日から今日の5月20日まで、海はどういうコンディションでしたか?」

「とくに大きく荒れた日は、たぶん無くて、でもいま水温がどんどん上がってきている。だからアマモ的には、そろそろ枯れてきていい」

「そうですね、そろそろ枯れて、種が落ちるということですね」

「だからそういう意味で、枯れてきている可能性はあると思うんですけど」

「そうですね。ちゃんと生えてたら、今日食べた塩辛のイカちゃん、アオリリカが卵を産んでる可能性は?」

「ここは、ちょっと無いかもしれないですね」

「ない!?」

「ここはちょっと浅くて無いですけど。違う、もうちょっと小型のイカとかが卵を産んでたり、あとエビとか甲殻類がそこを住処にしていたりとか、そういう可能性は十分にある。それこそタツノオトシゴとかが住みだしてる可能性のほうが、アオイリカが卵を産んでるよりは、あるんじゃないか」

「けど、ここにすごい森ができたら、どんどん奥の方までいってね」

「じゃあ、ドキドキですけども、34ポットのアマモを見てきてください。よろしくお願いします!」

えのすぱのアマモは、どうなっているのでしょうか?

「穴あきは、ないです」

「ない!!」

「1個もないです!」

「1個も!」

「どうです?」

「穴なしもないです!」

「穴なしもない?」

「対策なしは全部あります」

「14ポット? すごい! 唯一生き残った!」

「余計なことしない方がいいってことかも」

「そうかもね」

波浪対策をしていないアマモ群だけが、すべて生き残っていました

「何もないやつは、しっかり根付いてますね、よかった」

波浪対策穴なし2号

「うわ、すごい。海藻が、ヌルヌル。あ、これ岩ノリだ! ノリだ! ノリがここにくっついてる」

「水中は、どんな状況だったんですか?」

「この錆びてる部分が、本当はここまで砂で埋めてたんですけど、波の影響とかでここが出ちゃってて、この錆びてない部分は全部砂の中に入ってた。だから簡単に表現すると、ここは砂なんだけど、なんとなくこういう感じで砂が来てて、ここに空間ができちゃってたんですよ。だから、もしかしたら、何となくいつもの海の感覚で言うと、同じ波が来た時に、何もないアマモは普通に波を受けるけど、この人たちはここにビル風みたいにもっと強い波が入っちゃって、より強い波を受けちゃった可能性はあるかな」


不安を抱えながら、西浦を調べます


「もっと増えていればいいのですが」

「今NANAさんに潜ってもらっているのですが、アマモが発見できないということで、不安になっています、ドキドキするな」

「そんなに見つからない?」

「あ! こっち来てる」

「大変、コウイカが卵産みつけている」

「イカの卵だらけ? すげー、マジで!! ちょっと感動的じゃない、コウイカの卵だらけだ」

「まずアマモどうだった?」

「すごいよ」

「アマモが増えてた?」

「増えてると言うか、背丈がけっこう高くなってて、ほんとに森みたいな」

「もうバッチリ」

「こんなに伸びてて、全部のアマモの下に大量のコウイカの卵がついてる」

「イカ来てました」

「間違いなくコウイカだと思う、こんな大きいイカなんだけど、もう何百個という単位で産んだ」

「こんなにたくさん付いてるの初めて見ました」

「ほんと? じゃあ、2人もちょっと感動?」

「あと1カ月くらいしたら生まれると思う」

「今日はえのすぱ前、西浦と2カ所のアマモをチェックしてきました。えのすぱ前の方は残念ながら、波よけを作った2つのものはすべてなくなってしまって、何もしなかった方がバッチリ育っていました、根をしっかり張っていました。西浦のほうは、こっちは本当にすごくて、アマモは倍の高さくらいまで成長して、全部が根を張って何ポットか数えきれないくらい1つの森になっていて、そこにコウイカという大型のイカが大量の卵を産んでいました。まさに海のゆりかごになっていて完璧な状態でした」

次回、アマモやコウイカの卵はどうなっているかをお伝えします

  • ゴミ拾い・環境ポータルサイトBLUE SHIP (海と日本プロジェクト)参照
    【BLUE SHIP主催】日本財団・NPO法人海さくら
    https://blueshipjapan.com/

\ さっそくアクションしよう /

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